2018年度日本郵便年賀寄附金助成事業 報告

日本郵便年賀寄附金配分  P1060497

『長期入院や児童福祉施設にいる子どものQOL向上のための笑顔のおくりもの事業』

■2018年度日本郵便年賀寄附金配分事業 報告書PDF・・・写真 内容 参加者の感想

この事業は、2018年度日本郵便年賀寄附金の助成により実施しました。

目的

血液疾患や重度心身障がいや疾病等で長期入院を余儀なくされている子ども、虐待や家庭の事情で親子分離され、乳児院などで暮らしている子ども、また福祉施設で生活し地域の学校に通学している子どもたちに対し、プロの芸術家による、人形劇や音楽、歌、パントマイム、ワークショップを届け、子どもたちの笑顔による、QOL向上を図る。病児に付き添う保護者や、ケアする職員も一緒にホッとする時間を過ごします。子どもの成長発達にとって、家族や仲間といっしょに楽しく「心をあそぶ」ことは不可欠であり、特に閉ざされた空間で暮らさざるを得ない子どもたちに、癒しや励ましとなり笑顔になるよう、外からの支援をします。

  • プロのパフォーマーによる公演実施 病院6か所 (千葉市海浜病院7/23、国立病院機構下志津病院8/1、千葉県こども病院8/14、千葉県千葉リハビリテーションセンター8/20、国立病院機構千葉東病院8/22、国立国際医療研究センター国府台病院10/17)
  • プロのパフォーマーによるワークショップ実施 施設7か所 (コミュニティ長柄7/21 ほうゆうベビー7/27 房総双葉学園8/4 ほうゆうキッズホーム8/7 恩寵園8/10 ひかりの子学園8/22  一宮学園8/31)

事業成果 6病院 7児童福祉施設 参加者合計768人 (子ども477  大人291)

*病室を出られない子どものために病室訪問も合わせて実施した。子どもはもちろんのこと、保護者の息抜きができ、癒され、余裕のない心をほっこりさせることができた。保護者にとってもこうした時間が必要だとの感想が寄せられた。病室訪問は、一人ひとりの子どもに寄り添うように語りかけ、子どもたちの反応と笑顔は感動的だった。重度心身障害者は、身体全体でリズムを感じ、声がいっぱいあがり、看護師さんも驚くくらい顔の表情が生き生きしていた。QOL向上につながる貴重なプログラムだった。

*乳幼児を含む児童養護施設は参加型の遊びやワークショップを届けた。プロのパフォーマーは、子どもたちをそのまま受入れ、安心できる雰囲気の中、遊んで 踊って 触れて 笑い声いっぱいに嬉々と参加していた。子どもたちはパフォーマーへの信頼感をもち、一瞬に表情が明るくなり気持ちを開放していく様子がみてとれた。  家庭的、社会的事情を抱えている中で成長する子どもたちにとって、大人への信頼を回復すること、コミュニケーションをとること、楽しい気持ちを味わい、相手を認め、自分も大事にすることを実感でき、QOL向上になる確信がもてた。芸術的な手法で子どもたちの心身にかかわる効果は高く、今後も県内に拡げ継続していきたい。

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